
なぜローカル経済から日本は甦るのか GとLの経済成長戦略 (PHP新書)
冨山 和彦
PHP研究所 / 2014-06-13
この本について
仕事でも地域のことでも、「なんでこんなに人が足りないんだろう」とか、「景気は悪くないはずなのに、生活実感はよくならないよな…」みたいな違和感を抱えたまま、うまく言語化できないことが多いですよね。自分も地方出張のたびに、店もサービスも限界ギリギリで回している現場を見ては、モヤモヤを持ち帰っていました。 この本は、そのモヤモヤを“人口減少”とか“景気循環”みたいな一言で片づけず、グローバル経済とローカル経済ではそもそもルールが違うという前提から組み直してくれます。読みながら「ああ、この二十年で起きていたのはそういうことだったのか」と視点がひっくり返る感覚がありました。特に、地方サービス産業の人手不足が一過性ではなく構造問題であること、そしてサービス産業の労働生産性と賃金こそ日本全体を左右するという指摘は、自分の働き方の解像度を上げてくれました。 また、上場企業中心の議論だけ追っていても日本の実態が見えなくなるという話や、ローカルは完全競争ではなく“密度の経済”で動くという説明が、日常で感じていた「同じ国なのに別世界みたい」という感覚を整理してくれます。努力論でも空洞化論でもなく、現実の構造をどう扱うかに話が落ちていくあたりが、とても実務的で助かりました。 いまの日本経済の「本当の論点」を知りたい人、特に都市と地方のギャップに違和感を持っている人には刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要









