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「好き」を育てるマンガ術

「好き」を育てるマンガ術

鈴木重毅

フィルムアート社 / 2023-09-30

累計読者数3
平均ハイライト数 21.7件/人
推定読了時間 約4時間47分
star総合評価 59/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 37%

この本について

創作をしていると、「キャラが全部同じに見える」「何を描きたいのか自分でもぼんやりしている」みたいなモヤモヤって、どうしても出てきますよね。僕もプロットを書いていて迷子になったり、キャラの行動が急に型通りになったりして、なんだか自分の軸が抜け落ちたような感覚になることがあります。 この本が効いたのは、そういう“迷い”に対してすごく具体的な視点をくれたことでした。たとえば、主人公の意思決定の根っこを言語化すること。何が好きで、何が嫌で、何を望むのかを丁寧に決めておくと、描くべき場面が自然と浮かんでくるという話は、自分の仕事の整理にもそのまま使えました。そして「人が変わればドラマは変わる」という考え方。観察して、誰か固有のエピソードを拾うだけで物語に新しい呼吸が入るというのは、創作以外でも役立つ感覚でした。 もうひとつ刺さったのは、ペースやルーチンを“自分で把握する”というところです。勢い任せにやってはヘロヘロになる自分には、時間のかかり方を測って現実的なリズムをつくるという話がかなり救いでした。創作って気持ちだけでなんとかしようとしがちだけど、こういう小さな設計でだいぶ楽になるんだなと実感しました。 自分の「好き」がどこにあるのか曖昧になりやすい人、キャラづくりで悩む人には特に刺さると思います。僕と同じように手探りで描いている人には、地に足をつけて前に進むヒントになる一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

どうしたらキャラが立つ? 物語のふくらませ方は? 読者をキュンとさせるにはどうしたらいい? スランプの解消法は? 担当作の累計発行部数4000万部超えの敏腕編集者が、あなたの創作のお悩みに答えます! 森下suuインタビュー、編集者座談会も収録! 『好きっていいなよ。』、『となりの怪物くん』、『ゆびさきと恋々』、『うるわしの宵の月』……約30年間ヒット作を連発してきたマンガ編集者が、実際にマンガ家やマンガ家志望者から寄せられたよりすぐりの質問に答えます! 「少女まんが勉強会」や「まんが相談会」といったマンガ家の悩みに答える会を開催してきた著者が、ストーリー創作におけるインプットの仕方から、キャラクターや物語の作り方、ネームや原稿のブラッシュアップ、プロデビューの方法、マンガ家としてのあるべき姿勢まで、長年の編集者人生で受けてきた数多くの相談を、55のトピックに分けて丁寧に回答していきます。 著者が代表を務めるマンガ家のマネジメント会社・スピカワークスに所属する森下suu(『日々蝶々』、『ショートケーキケーキ』、『ゆびさきと恋々』)のインタビューでは、マンガ家デビューの経緯や創作するうえで心がけていること、編集者との関係の築き方など、著者の回答(本文)と響き合う思いや考えが語られています。 巻末には、マンガ編集者たちによる座談会を掲載。著者が、冨澤絵美(講談社/『ちはやふる』、『昭和元禄落語心中』ほか立ち上げ)、鈴木海斗(一迅社/『ヲタクに恋は難しい』、『先輩がうざい後輩の話』ほか担当)とともに、マンガ家および志望者に向けた実践的なアドバイスや業界の直面している課題など、多彩なトピックについて意見を交わしています。 すでにマンガ家としてデビューしている方から、まだ描いたことのない方まで、「好き」という気持ちを育み、読者に「伝える」ための、現役の編集者ならではの超実践的なアドバイスが詰まった一冊です。 装画:森下suu 描き下ろし
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