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大人類史 地理学で読み解く必然の歴史、偶然の歴史

大人類史 地理学で読み解く必然の歴史、偶然の歴史

クリスティアン・グラタルー, 野村 真依子, 広野 和美, and 辻森樹

日経ナショナルジオグラフィック社 / 2025-12-12

累計読者数3
平均ハイライト数 21件/人
star総合評価 54/100
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この本について

歴史の本を読んでいて、「結局これは昔の人の話で、いまの自分には関係あるのか…?」とモヤッとすることがよくあります。社会の不平等や文化の違いも、説明を聞けば納得するけれど、どこか腑に落ちきらないまま日常に戻ってしまう感じ。僕もずっとその状態でした。 この本は、そういう停滞感をちょっとだけ動かしてくれます。たとえば人類が800億人も生まれてきたことより、その膨大な数のなかで「人間とみなされるかどうか」が政治や経済で揺れ動いてきた事実に触れると、現代の分配の問題が単なる“善悪”では片付けられない構造であることが、具体的に見えてきます。また、ネアンデルタール人との交雑の話や、言語が社会を分ける最大の要因であるという指摘は、自分が「当たり前」だと思っている前提がどれだけ歴史的で偶然的なのかを感じさせてくれます。 地理や気候のような逃げ場のない条件が、社会の形や人間観にまで影響してきたと知ると、いま目の前の問題も、少し違う解像度で見られるようになります。こういう“視点の組み替え”を求めている人には特に刺さると思います。 派手さはないですが、長いスパンで世界を見たい時にそっと手を伸ばしたくなる一冊でした。

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出版社による紹介

地理と歴史 2つのレンズで眺める 文明と交易の壮大なる物語
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