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コンテキスト・リーダーシップ 「最高の上司」と「最悪の上司」は文脈で決まる (光文社新書)

コンテキスト・リーダーシップ 「最高の上司」と「最悪の上司」は文脈で決まる (光文社新書)

山口 周

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この本について

リーダーの立場にいると、「同じことをしているはずなのに、部下の受け取り方が全然違う…」みたいな場面にけっこう出会います。任せたつもりが丸投げに見えたり、丁寧に見ているつもりが監視に感じられたり。行動自体は変えていないのに、評価だけが真逆になるあのモヤモヤです。 この本が面白いのは、「行為」ではなく「文脈」に光を当ててくれるところです。例えば、任せると丸投げの違いを言語化しようとすると手が止まりますが、「その前にどんな関係や期待値が積み重なっていたか」で説明すると急に腑に落ちます。そして、経験から学ぶスピードすら、行き当たりばったりではなく、自分なりの仮説を持てるかどうかでまったく変わる。これを読んで、自分もこれまで「スタイル」を覚えようとして空回りしていたなと感じました。 もう一つ、ぐさっときたのは、リーダーとは意思決定者というより「意味を作る存在」だという視点です。同じ出来事をどう物語として編集し、どんな理解を部下と共有できるかで、組織の空気すら変わる。行動マニュアルではなく、関係性の中で立ち上がる現象としてリーダーシップを捉えると、今の自分のつまずき方も説明がつく気がします。 「行動を増やしているのに、なぜか成果や信頼がついてこない」と感じている人には、とくに刺さると思います。自分のスタイルを“変える”前に、文脈を“読み直す”という発想をくれる一冊でした。

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