
サンキュータツオの芸人の因数分解 GetNavi特別編集
サンキュータツオ
累計読者数3
平均ハイライト数 2件/人
star総合評価 38/100
boltライト読書型
この本について
日常の会話で、なぜか噛み合わない瞬間ってありませんか。こちらは普通に話しているつもりなのに、相手の反応がずれたり、場の空気が妙に固まったりして、「あれ、今なにが起きたんだろう」と後から一人で反省会をしてしまうやつです。仕事でも私生活でも避けられないのに、言語化できないまま積み重なっていくモヤモヤがあります。 この本は、そういう“説明できない違和感”を、芸人の話芸を通して丁寧にほどいてくれます。特に読者の方が残していた「会話の公理」の部分は、普段の会話にもそのまま持ち込める視点で、量・質・関係性・様態のどれが崩れると笑いになるのかが整理されていきます。芸人の技術を分析しているのに、読みながら「あ、これ昨日の打ち合わせで自分がやってたな」と気づくことが多いです。また、桂枝雀の「ハナレ」と「アワセ」の考え方は、意外性と予定調和がどんなバランスで効くのかを具体的にイメージしやすく、コミュニケーションの微調整にそのまま使えます。 芸人論なのに、人間関係のつまずきにも効いてくる不思議な一冊です。会話の仕組みを感覚ではなく“構造”として捉えたい人に刺さると思います。
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