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クマにあったらどうするか―アイヌ民族最後の狩人 姉崎 等

クマにあったらどうするか―アイヌ民族最後の狩人 姉崎 等

姉崎 等、片山 龍峯

筑摩書房 / 20140301

累計読者数4
平均ハイライト数 1件/人
star総合評価 34/100
boltライト読書型
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この本について

仕事でも生活でも、「これって自分でちゃんと学べているのかな」と不安になる瞬間ってありますよね。頑張って情報を集めているつもりなのに、どこか地に足がつかない感じが残るというか。僕もよくその迷いにハマります。 この本を読んで印象に残ったのは、子グマが三年かけて親から生きる術を受け取っていく描写でした。特別な授業があるわけでもなく、ただ一緒に歩き、同じ季節の移り変わりを体で感じながら覚えていく。その「環境を共有しながら学ぶ」という姿が、人間の学びにもすごく重なるなと思ったんです。知識を詰め込む前に、自分がいま何を感じているか、その変化にどう反応しているかに気づくことのほうが大事なんじゃないか、と視点がひっくり返りました。 もうひとつ、木に振動が加わるとキノコが出るという話も象徴的でした。外からの揺さぶりは、木にとっては寿命を縮める負荷でもあるけれど、その一方で新しいものを生み出すきっかけにもなる。日々の予定外の出来事やストレスも、同じように「何かが芽生える前触れ」なのかもしれないと思うと、少しだけ構えがゆるみます。 自然の中の営みを通して、自分の学び方や日常の受け止め方を見直したい人に刺さる一冊です。無理に前向きにならなくても、観察するだけで変わることがある…そんな静かな気づきをくれる本でした。

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