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武士道セブンティーン (文春文庫)

武士道セブンティーン (文春文庫)

誉田 哲也

文藝春秋 / 2011-02-10

累計読者数5
平均ハイライト数 9.4件/人
推定読了時間 約4時間31分
star総合評価 62/100
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この本について

仕事でも人間関係でも、こちらが丁寧に向き合っているつもりでも、相手の理屈がぐちゃぐちゃで「なんでこうなるんだ…」と疲れることってありますよね。論理が通っていない状況に巻き込まれると、自分の判断まで揺れてくるし、どこで踏ん張ればいいのか分からなくなる。でも現実って、そういう“分かりづらい論理”に振り回されがちです。 『武士道セブンティーン』を読んでいて印象的だったのは、「正しい論理は、誰でもすっと納得できるものだ」という言葉が、剣道の話を超えてこちらの日常にそのまま刺さってくるところでした。さらに、勝ち負けより“戦いをどう収めるか”を重んじる姿勢が、焦りや衝突の多い毎日のなかで、立ち止まる基準をくれます。相手を倒すことが目的じゃなくて、関係をどう終わらせるか、どう着地させるかを考える視点は、仕事の場面でもそのまま使えるなと感じました。 そしてもうひとつ大きかったのは、「武士道があるから剣道は暴力に堕ちない」という話。これって、私たちが仕事のスキルや成果だけを追いかけるときに、どこで自分を保つかという問題とすごく似ています。効率や結果だけにいくと、いつの間にか心が削れていく。でも、どんな場面でも自分の“筋”を忘れないことで、やっと技が技として立ち上がる。そんな当たり前を思い出させてくれました。 競争や成果に追われて、「ほんとは何を大事にすべきなんだっけ」と迷う人に刺さる一冊だと思います。剣道の物語だけれど、読んでいるうちに、自分の立ち方の話として返ってくる不思議な本です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「強さは力」の香織と「お気楽不動心」の早苗。対照的な剣道をする相手から多くを吸収したふたりだったが、早苗は、家庭の事情で福岡の剣道強豪校に転入。そこでの指導方法は、いままで学んだ剣道とはまったく違う、スポーツを極める剣道だった。一方香織は、母校の女子剣道部で後輩の育成に精を出し、狭かった自分の世界をひろげてゆく。互いを思いつつも、すれ違う17歳。ふたりは、目指す剣道に辿り着けるか──思わず剣道が好きになってしまう青春小説、第2弾!
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