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三毛猫ホームズの推理 「三毛猫ホームズ」シリーズ (角川文庫)

三毛猫ホームズの推理 「三毛猫ホームズ」シリーズ (角川文庫)

赤川 次郎

KADOKAWA / 2019-05-24

累計読者数5
平均ハイライト数 1.6件/人
推定読了時間 約4時間
star総合評価 38/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 42%

この本について

人を相手にしているはずなのに、「この人いま何を考えてるんだろう」と戸惑う場面ってけっこうありますよね。仕事でも日常でも、相手の表情を読もうとして空回りしたり、自分の感覚がずれている気がして不安になったり。頭で整理しようとするほど混乱する、あのモヤモヤです。 『三毛猫ホームズの推理』の抜粋を見ていると、そのモヤモヤにちょっと風が通る感じがあるんです。片山の混乱も、相手の予想外の行動も、読んでいるこちらが抱える「人の心は読めない」という前提をそのまま扱っている。でも同時に、ホームズの目に一瞬だけ感情が浮かぶ場面のように、完全には分からなくても“ふと伝わるもの”があることも描いてくれる。そこが妙に救いなんですよね。 この作品が効いてくるのは、人間関係を理屈で割り切ろうとすると疲れてしまうときです。理解しきれないことを前提にしつつ、それでも目の前の人をちゃんと見ることで見えてくるものがある。そういう温度感で描かれているので、読後に少し肩の力が抜けます。あの「おいしいコーヒーが飲みたい」と言って歩き出すシーンも、状況は重いのに妙に人間らしくて、感情の複雑さをそのまま受け取れる。 人の気持ちを無理に“整理しようとしてしまう人”には特に刺さると思います。物語として楽しみつつ、人との距離感や観察の仕方が自然と整っていく一冊です。

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読書インサイト

ハイライト密度

開始終了

多くの読者は3に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

美咲の兄が殺人容疑で逮捕された。弁護士費用を出そうとしない義理の父親からお金を引き出すため、美咲は兄の友人・中田を巻き込んで偽装誘拐を計画する。しかし誘拐犯役の中田は偶然居合わせた片山刑事たちに動揺し、美咲の近くにいたエミを連れ去ってしまった。事情を聞いたエミは、自分が愛人をする国会議員に身代金を要求すればいいと協力を申し出るが……。 猫のホームズの推理が冴えわたる、シリーズ第42弾!
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