ヨムナビ
宇宙のダークエネルギー~「未知なる力」の謎を解く~ (光文社新書)

宇宙のダークエネルギー~「未知なる力」の謎を解く~ (光文社新書)

土居 守

光文社 / 2011-09

累計読者数4
平均ハイライト数 23.8件/人
推定読了時間 約5時間4分
star総合評価 59/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 24%

この本について

なんとなく日々の仕事や生活に追われていると、「自分が見ている世界ってどれくらい“確かなもの”なんだろう」と、ふと立ち止まる瞬間がありませんか。目の前の数字や評価には必死なのに、もっと根っこにある仕組みを理解できていない感じがして、どこか落ち着かない。僕もそんなモヤモヤを抱えたまま過ごしてきたタイプです。 この本が面白いのは、宇宙の話をしているようでいて、実は「世界の前提が揺らぐ感覚」を丁寧に扱ってくれるところです。例えば、137億年も旅してきた光が今も降り注いでいて、その“わずかな揺らぎ”から宇宙の始まりを読み解いているという事実を知ると、普段向き合っている問題が急に別の角度で見えてきます。また、ダークエネルギーの正体がまったくわからないまま、それでも観測でしか掴めない事実を積み上げていく姿勢は、答えが見えない状況でも手を動かすしかない自分たちの現実とどこか重なるんですよね。さらに、物理定数が少し変わるだけで生命が存在できないという話も、「世界がこんなにも“偶然では説明しきれない繊細さ”で成り立っているのか」と、視点を静かに揺さぶってきます。 宇宙論というと難しそうに感じるかもしれませんが、この本は抽象的なスローガンではなく、観測装置の仕組みや光の振る舞いなど、手触りのある具体で語られるので、不思議と自分の思考にも接続しやすいんです。「答えが見えない中でも、世界の筋道を探したい人」には特に刺さると思います。 僕自身、この本を読んでから、目の前の不確実さに対して少しだけ腰が据わるようになりました。宇宙を知ることが、そのまま自分の立ち位置を知ることにつながる、そんな一冊です。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

宇宙とは、いったい何物で、いかなる存在なのか―。宇宙が膨張していることは以前から知られている。しかし、膨張の速度はだんだん遅くなると考えられていた。ところが、20世紀の終盤、宇宙の奥深くまで観測できるようになったことによって、宇宙の膨張は減速しているどころか加速していることが明らかになった。これは、宇宙の中に、膨張を加速させる「未知の力」が働いていることを意味する。宇宙は正体不明のダークエネルギーに満ちている―。最新の宇宙論と天文学が問いかける謎は、いま、大きな注目を集めている。「宇宙の真の姿」とは何か。理論と観測の両面から迫る、知的刺激にあふれた一冊。
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要