
宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論 (講談社現代新書)
青木薫
講談社 / 2013-07-20
累計読者数8
平均ハイライト数 7.4件/人
推定読了時間 約3時間38分
star総合評価 57/100
boltライト読書型
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この本について
仕事でも生活でも、目の前の判断に理由を求めすぎて行き詰まることがありませんか。自分の選択が「必然なのか偶然なのか」を考え始めると、どこまでも堂々巡りになるあの感じです。僕もよく同じ沼にはまるのですが、この本はその思考の癖を一段外側から眺め直すきっかけになりました。 たとえば、物理定数が「人間の存在に合わせて調整されている」のか、それとも「僕らがたまたまそういう宇宙にいるからそう見えるだけ」なのかという視点の転換。強い人間原理と弱い人間原理、多宇宙の発想などを追っていくと、因果や目的を直線的に見る癖がじわじわほぐれていきます。また、古代の宇宙観やストア派の思想が挟まるおかげで、「宇宙をどう理解してきたか」という長い歴史の流れの中に自分のモヤモヤを置き直せるのも大きかったです。広すぎる話に感じるかもしれませんが、むしろ視野が一段引かれることで、日常の判断に余計な重さを背負わなくて済む感覚が出てきます。 自分の考え方の土台そのものをそっと揺らしてほしい人にはしっくりくる一冊だと思います。
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出版社による紹介
かつて科学者の大反発を浴びた異端の考え方――「人間原理」。この宇宙は人間が存在するようにできている、という一見宗教のような見方が、21世紀に入った今、理論物理学者のあいだで確実に支持を広げている。なぜか? 宇宙をめぐる人類の知的格闘の歴史から最新宇宙論までわかりやすく語る、スリリングな科学ミステリー。科学書の名翻訳で知られる青木薫の初の書き下ろし! (講談社現代新書)
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