
人と組織の問題を劇的に解決するU理論入門
中土井 僚
PHP研究所 / 2014-01-20
この本について
仕事でもチームでも「話は通じているはずなのに前に進まない」とか、「自分でも理由が説明できないモヤモヤに足を取られる」みたいな瞬間、けっこうありませんか。僕もよくあります。原因を探っていくと、問題の構造そのものを取り違えていたり、自分の“過去の枠組み”に無自覚に縛られていたりすることが多いんですよね。 この本が面白いのは、いま直面している問題が本当に“頑張れば片づく煩雑さ”なのか、それとも“視点を変えない限り解けない複雑さ”なのかをまず見極めにいくところです。ここがズレていると、会議を重ねても空気が重いまま、という状態が続いてしまう。逆に、観察→内省→小さな実験という流れで、自分の中にある判断の声を一度静かにしてみると、同じ相手を見ているはずなのに印象が変わったり、相手の言動の裏にある感情が拾えるようになったりします。これが地味なのに効きます。 もうひとつ刺さったのは、行動の「源」に目を向けるという考え方でした。何をどうやるかより、そもそも“誰としてその場に立っているのか”。ここが変わると、不思議なくらい周囲の反応が変わることがあります。腹のどこかで抵抗している感覚ごと扱うので、精神論にもならず現実的です。 チームの停滞感に悩んでいる人や、「同じことを繰り返している気がする」と感じている人には、静かに効いてくる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt
出現する未来から導く ― U理論で自己と組織、社会のシステムを変革する
C・オットー・シャーマー、カトリン・カウファー、由佐美加子、中土井僚

なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方
枝廣 淳子 and 小田 理一郎

行動探求 ― 個人・チーム・組織の変容をもたらすリーダーシップ
ビル・トルバート, 小田理一郎, and 中小路佳代子

ぷしゅ よなよなエールがお世話になります―くだらないけど面白い戦略で社員もファンもチームになった話
井手 直行

なぜ人と組織は変われないのか ― ハーバード流 自己変革の理論と実践
ロバート・キーガン, リサ・ラスコウ・レイヒー, and 池村千秋
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要