
なぜ日本は〈メディアミックスする国〉なのか (角川EPUB選書)
マーク・スタインバーグ, 中川 譲, and 大塚 英志
KADOKAWA / 2015-03-05
累計読者数5
平均ハイライト数 27.2件/人
推定読了時間 約5時間12分
star総合評価 53/100
start序盤集中型
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この本について
アニメやキャラクターの話になると、「なぜ日本だけこんなに独特なんだろう?」と考え込んでしまうことがあります。表現はぎこちないはずなのに惹かれるし、物語よりキャラが主役になることも多い。頭では説明できないけれど、確かに自分の中で成立しているこの感じを、言語化できずに放置してきました。 この本が面白いのは、その“なんとなく分かっていた違和感”を、無理に単純化せずに輪郭だけ少しずつ明るくしてくれるところです。たとえば、日本のアニメが「動かないのではなく、動く静止性」として成立しているという指摘は、アニメにハマる理由を別の角度から見せてくれますし、メディアミックスが必ずしも計画されたものではなく、キャラクターの魅力を核にして自然発生的に広がっていくという説明は、自分の消費行動まで腑に落ちる感覚がありました。さらに、アメリカのトランスメディアとの違いを丁寧に分けていくことで、日本の文化的な「流れ方」そのものを考えるきっかけにもなります。 作品づくりに関わる人や、キャラクター軸の文化がなぜここまで根付いたのか知りたい人には特に刺さると思います。自分の好きの理由を、少しだけ深く掘り下げたいときにちょうどいい一冊でした。
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出版社による紹介
今日のコンテンツビジネスへと繋がる「メディアミックス」とは何なのか——。気鋭の研究者である著者が、その出発点であるアトムやキャラクターの玩具化、角川の戦略を軸に、斬新な視点で分析した画期的メディア論。 ※本文中に「*」「注」が付されている箇所には注釈があります。その箇所を選択すると、該当する注釈が表示されます。
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