
知らないと恥をかく世界の大問題5 どうする世界のリーダー?~新たな東西冷戦~ (角川SSC新書)
池上 彰
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この本について
国際ニュースを見ていて、名前や用語は知っているつもりなのに、背景のつながりがふっと抜け落ちる瞬間ってありませんか。宗派とか歴史とか各国の事情が入り組んでいて、調べようとすると一気に迷子になるあの感じです。自分もずっとそうで、結局「なんとなくの理解」でごまかしている部分が多かったんですが、この本はその隙間をほどよく埋めてくれました。 刺さった人の抜粋を見ると、宗派の成り立ちや国ごとの歴史、政策決定の裏側にある文脈に反応しているように思います。たとえば、スンニ派とシーア派の違いを単語としてではなく、アリーやムハンマドの血筋、アラウィ派の独自の思想まで踏み込んで説明してくれるので、いまシリアで何が起きているのかが急に立体的に見えてきます。また、オンカロの話のように、原発賛成・反対の二元論ではなく、長期的な負債としての「現実」をどう捉えるかという視点が入ってくるのもありがたいところです。さらに、ムスリム同胞団やヒズボラの成り立ちのような、ニュースだけでは追えない「過去からの流れ」が一本の線になる感覚もあります。 世界情勢を語るためではなく、日々のニュースへのモヤモヤを少し澄ませたい人向けの本です。特に「名前は知ってるのに背景がわからないままニュースを追ってしまう人」には、ちょうどいい整理になると思います。私自身、読む前と後でニュースの読み方がけっこう変わりました。
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