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知らないと恥をかく世界の大問題6 21世紀の曲がり角。世界はどこへ向かうのか? (角川新書)

知らないと恥をかく世界の大問題6 21世紀の曲がり角。世界はどこへ向かうのか? (角川新書)

池上 彰

累計読者数8
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star総合評価 65/100
start序盤集中型
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この本について

国際ニュースを見ていて、「結局この話はどこがポイントなんだっけ…?」と途中で迷子になること、けっこうありませんか。ギリシャ危機の裏で中国やロシアが近づいていた理由とか、イスラム国やシーア派・スンニ派の対立の背景とか、知っているようで流れがつかめないまま、その場しのぎで理解した気になってしまう感じです。僕もずっとそのタイプでした。 この本は、そういう“つぎはぎの知識”を一度まとめて整理してくれる感じがあります。たとえば、ギリシャが財政破綻に向かったのは「怠け者だから」ではなく、政権交代のたびに公務員が増えていく政治構造があったこと。あるいは、イスラム国が一気に勢力を広げたのは、シーア派主体の政府がスンニ派地域を守る動機を持てなかったという、現場の温度差があったこと。ニュースで断片だけ見てもわからなかった“理由”が、ようやく地続きで見えてくるんです。 読んでいて感じたのは、国の判断って、理屈よりも歴史・宗教・価値観に強く縛られているということ。靖国の問題がなぜ海外に誤解されるのか、風刺がフランスでどれほど文化として根づいているのか、そういう前提が違うまま議論しても噛み合わないよな…と腹落ちしました。ニュースの裏にある「人間の目線」を拾うだけで、世界の見え方はけっこう変わります。 世界の動きを“知識”より“理解”として持っておきたい人に刺さる一冊です。

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