ヨムナビ
法然親鸞一遍(新潮新書)

法然親鸞一遍(新潮新書)

釈 徹宗

PHP研究所 / 2014-09-01

累計読者数4
平均ハイライト数 3.8件/人
推定読了時間 約2時間46分
star総合評価 38/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 28%

この本について

仕事の方針や人生の選び方で、「どれを選んでもしっくりこない」「そもそも選ぶ基準が分からない」というモヤモヤ、けっこう長く引きずりますよね。選択肢は多いのに、自分の中の軸はぼんやりしたまま。そんな状態でこの本を開くと、宗教史の本というより、“人はどうやって軸をつくるのか”を別角度から見せられる感覚がありました。 読者の方が保存していた抜粋を見ても、刺さっているのは「日本的なあいまいさ」と「法然や親鸞があえて選択した明確さ」の対比なんだと思います。日本仏教の“中空的な構造”に対して、法然が「二者択一」という形で救いを語ったこと。さらに親鸞が、自己を相対化しつつ絶対への信を組み立てていったこと。これらを知ると、選べない自分が怠けているわけじゃなく、そもそも文化的背景として“選ばず均衡させる”感性を持っているだけなのかもしれない、と少し肩の力が抜けます。 そのうえで、あの時代に「方向を決める」という異質な発想が登場した理由を知ると、自分が何かを選ぶときも、もう少し素直に「どちらに立つか」を考えやすくなる。宗教としてではなく、思考の型として効いてくる本です。 決断の軸がなかなか固まらない人に、静かに刺さる一冊だと思います。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

釈 徹宗の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

生きとし生けるものすべては成仏できる——。鎌倉時代に生まれた浄土仏教は、衆生救済のみならず、悪人でさえも念仏を唱えれば必ず救われると説く革命的な思想であった。本書は、日本思想を長年研究してきた著者が、法然・親鸞・一遍という3人の宗祖の峻烈な人生とその思想の系譜を読み解く。「観想念仏」から「口称念仏」へと転じて民衆に極楽往生の門を開いた法然。「御影」と呼ばれる肖像や伝記『醍醐本』をもとに、法然の原点を辿る。なぜ親鸞は法然の弟子となり、「悪人・女人救済」の仏道を説いたのか。「親鸞は源頼朝の甥だった」という視点に立つと、親鸞の4つの謎が解ける。すべてを捨てて遊行の旅へ出た一遍。彼が踊り念仏に辿り着いた経緯を、「漂泊」「捨聖」「詩歌」「踊り」というキーワードから探る。「梅原日本学」を打ち立てた知の巨人が、生き方や死に方、そして21世紀を生きるヒントとしての「共生」の思想について語った一冊。 【PHP研究所】
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要