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ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪 (文春新書)

ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪 (文春新書)

今野晴貴

文藝春秋 / 2012-11-20

累計読者数5
平均ハイライト数 6.8件/人
推定読了時間 約2時間37分
star総合評価 42/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 22%

この本について

仕事のことで悩んでいる人と話していると、「自分が弱いだけなのかもしれない」とか「辞めたら終わりなんじゃないか」という不安をよく聞きます。実は自分自身も、昔はトラブルに巻き込まれるたびにまず「自分が悪い」と思ってしまうタイプでした。でも、その感覚がどこから来ているのか言語化できず、なんとなくモヤモヤを抱えたまま働いていたんですよね。 『ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪』は、その“罪悪感の植えつけ方”がどう仕組まれているのかを、具体的な事例やデータを使って淡々と示してくれます。「自分が悪い」と思わされる構図や、「代わりはいる」という前提で労働者を消費する仕組み、さらに新卒カードの重さが若者を黙らせてしまう現実など、普段は“なんとなく”で片付けていた違和感が一つずつ説明されていく感覚があります。読んでいて心地よい本ではないけれど、状況を“自分のせい”にしすぎていた視点が少しずつほぐれていきました。 特に助けられたのは、「自分の身を守る戦略を持つ」という話が、根性論ではなく現実の行動として描かれていたことです。たとえば残業代の未払いに気づいたとき、一人で抱え込まず全体の問題として扱う視点や、退職強要に遭ったとき他の人と連携して動くという考え方。できることは限られていても、「何も言えないのが当たり前」という思い込みから距離を取れるだけで、働き方の選択肢が少し広がる気がします。 今の環境がなんとなくおかしい気がするけれど、自分の感じ方が間違っているのではと迷っている人に刺さる本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

就活生の最大の恐怖「ブラック企業」。大量採用した正社員をきわめて劣悪な条件で働かせ、うつ病から離職へ追いこみ、平然と「使い捨て」にする企業がそれ。誰もが知る大手衣料量販店や大手家電メーカーの新入社員集団離職など豊富な実例を元に、「ブラック企業の見分け方」「入ってしまった後の対処法」を指南。社会の側の解決策まで視野に入れた、決定的な1冊。
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