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会社は頭から腐る

会社は頭から腐る

冨山 和彦

ダイヤモンド社 / 2007-07-26

累計読者数6
平均ハイライト数 27.8件/人
推定読了時間 約3時間4分
star総合評価 64/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 29%

この本について

会社のことで悩んでいると、ふと「なんでこんなに振り回されてるんだろう」と思う瞬間があります。組織の都合に合わせて動いているうちに、自分の判断軸がどこにあるのかわからなくなるような感じです。仕事の現場にいると、会社の論理がいつの間にか“絶対”みたいな顔をしてくるのも、正直あるあるだと思います。 『会社は頭から腐る』は、その感覚をいったんひっくり返してくれる一冊でした。会社は人間が幸せになるための手段にすぎない、という当たり前のことをストレートに突きつけられると、妙に冷静になれるんですよね。たとえば、戦略は正解ではなく仮説で、実際にやってズレを修正していくしかないという話。現場のモヤモヤを「自分が未熟だから」ではなく、「そもそも経営とはそういう不確実な営みだから」と捉え直せるだけで、肩に入っていた力が抜けます。 もうひとつ印象に残るのは、人間は性善でも性悪でもなく“性弱”だという視点です。組織の歪みも、権力構造の膨張も、誰かひとりの悪意というより、人間の弱さが積み重なると起きる。そう思えると、会社の問題を「誰が悪いか」ではなく、「仕組みとしてどう直すか」に置き換えやすくなりました。 組織にいると風通しの悪さや理不尽に疲れてしまうけれど、それでも仕事を投げ出したいわけじゃない、という人にとても刺さる本だと思います。自分の立ち位置を取り戻したいときに読み返したくなる一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

産業再生機構で41社の企業再生の陣頭指揮を執った著者。再生の修羅場には経営の本質が見えてくる。経営の悪化した企業に共通していたのは、「一流の現場を持ちながら、経営が三流だった」ということ。そもそも経営者を選ぶ仕組みに問題を抱え、相応しくない人がトップに立っているという悲劇をまざまざと経験する。
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