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選択と捨象 「会社の寿命10年」時代の企業進化論

選択と捨象 「会社の寿命10年」時代の企業進化論

冨山 和彦

累計読者数5
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star総合評価 44/100
start序盤集中型
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この本について

会社って何のために存在しているのか。組織の中にいると、いつの間にか「守ること」自体が目的みたいになっていて、自分もそこに飲み込まれている気がするときがあります。特に、変化しづらい現場にいるほど、問題を先送りにする空気や、「昔は良かった」みたいなノスタルジーにひっぱられる感じ、ありますよね。 この本は、そういうモヤモヤに対して容赦なく現実を突きつけてきます。企業はフィクションで、残すべきは会社ではなく事業だという視点。延命に走った瞬間に組織が腐り始める、という指摘は耳が痛いけれど、妙に腑に落ちます。さらに、生産性の低い企業を無理に支え続けない覚悟や、組織の病理が戦略を歪ませるという話も、日々の職場で感じる「あれ、なんでこんな判断になるんだろう」の理由を言語化してくれる感覚がありました。 もう一つ、この本が意外と温度を持っているのは、「再生できるかどうかは結局“人に火がつくか”」という部分です。合理だけでも情理だけでもうまくいかず、その間で経営が成り立っているという話は、自分の働き方やチームの関わり方にも直結してきます。「会社第一」ではなく「事業第一」に視点を置き直すと、意外と身軽に考えられる場面も増えるはずです。 組織の中で、「このままじゃ変わらないよな」と感じつつ、でも何から見直せばいいのか分からない人に刺さる一冊だと思います。

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