
「15分ミーティング」のすごい効果 みんなが自分で考えはじめる
矢本治
日本実業出版社 / 2018-03-01
この本について
会議って、気づけば「現状の愚痴」と「誰が悪いか」の話に流れがちですよね。いろいろ言葉は飛び交ってるのに、終わってみると何も決まってない。自分もそのタイプのミーティングに何度も巻き込まれていて、「これって本当に必要なんだろうか…」というモヤモヤばかり残っていました。 この本が効いたのは、会議をうまく回すテクニックというより、「どうすれば全員が前向きに考えられる場になるのか」という視点をくれたところです。とくに、発言の前に“3 分で複数案を書く”とか、“1 提案につき付箋 1 枚”といったシンプルなルールが、思っていた以上に場の空気を変えるんです。強い人が真っ先に意見を言って場が固まる問題も、「影響力の弱い人から発表する」という順番だけでけっこう変わる。未来視点の質問にそろえるだけで、過去のミス探しに時間が溶けていくあの消耗からも解放されます。 読んで感じたのは、「みんなで考える」って放っておいてできるものじゃなくて、仕組みでつくるものなんだということでした。だからこそ、テーマ設定はリーダーが握る、分析は事前資料で済ませる、ミーティングでは“今後どうする?”だけに集中する。このあたりが腹落ちすると、会議の場がようやく未来に向くようになります。 「会議のたびに同じ話をしてしまう」「発言が出ないチームに悩んでいる」そんな人には特に刺さると思います。自分のチームにもそのまま持ち込める現実的な工夫が多いので、会議の空気を変えたいときにそっと効く一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの41%が集中しています。
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