
ムダゼロ会議術
横田 伊佐男
日経BP / 2018-05-18
この本について
会議って、終わったあとに「で、結局どうするんだっけ…?」と机に戻ってから固まることがあると思います。自分も何度もやらかしてきました。場の空気だけ動いて、仕事は一歩も進んでいないあの感じ。参加者もどこか他人事で、気づいたら時間だけが溶けていく。ああいう会議ほど、精神的な消耗が大きいんですよね。 この本は、そんなモヤモヤを力技でじゃなく、構造から変えていく感じです。特に「議題に数字と名前を入れると、一気に具体的になる」という話は、読んだ瞬間に心当たりがありすぎて苦笑しました。誰が、どの数字を、どう動かすのか。ここが曖昧なままだと、どれだけ議論しても前に進まないという当たり前が、ちゃんと実務レベルで整理されています。また、会議の目的を「決定」「拡大」「共有」のどれかに分けるだけで、呼ぶ人も、話す順番も、落としどころも変わる。これを意識するだけで、会議の空気がピリッと締まるのを実感しました。 もう一つ刺さったのは、議長のシナリオづくりの話です。理想・最悪・中間の三つのシナリオを持っておくと、時間オーバーや脱線に振り回されなくなる。実際に自分も試しましたが、全体を俯瞰できるだけで参加者の発言の質が上がり、会議中の迷いも減りました。結局、会議って準備した人が一番強いんですよね。 無駄な会議で日々疲れている人、特に「自分が回さないと回らない場面が増えてきた…」という立場の人には、かなり実用的だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの35%が集中しています。
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