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重力とは何か アインシュタインから超弦理論へ、宇宙の謎に迫る (幻冬舎新書)

重力とは何か アインシュタインから超弦理論へ、宇宙の謎に迫る (幻冬舎新書)

大栗 博司

幻冬舎 / 2012-05-28

累計読者数39
平均ハイライト数 16.2件/人
推定読了時間 約4時間13分
star総合評価 58/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 23%

この本について

ときどき、ふと「自分は世界の仕組みをどれだけ理解できているんだろう」と不安になることがあります。仕事でも生活でも、目の前の判断に迷うときって、足元の理屈そのものが揺らいでいる感じがするんですよね。そんなときに、重力や宇宙の話のような“いちばん根っこの仕組み”に触れると、なぜか視界が少しだけ澄むことがあります。 この本が効くのは、難しい理論を暗記するからではなく、「当たり前だと思っていた世界の説明が、実は歴史の中で何度も更新されてきた」という空気感が伝わるところです。例えば、重力を“粒子が運んでいる”かもしれないという視点は、リンゴが落ちるという身近すぎる現象の裏に、想像以上のドラマがあることを思い出させてくれますし、ブラックホールの情報問題や量子のゆらぎの話は、世界が単純な方程式では割り切れないという安心にも似た感覚をくれます。自分の理解が追いつかない瞬間があっても、それを「世界の側の複雑さ」と捉えられるのは、心が少し軽くなる体験でした。 専門書ではありますが、著者が実験や観測の現場を具体的に描いてくれるので、“遠い話”では終わりません。暗黒物質を光の曲がりで探すエピソードや、重力波を捕まえようとする研究の泥くささを読むと、新しい視点が生まれる瞬間ってこういう積み重ねの先にあるんだなと感じます。 「自分の理解を一段深くしたいけれど、何から触れればいいかわからない」という人には、ちょうどいい入口になる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

私たちを地球につなぎ止めている重力は、宇宙を支配する力でもある。重力の強さが少しでも違ったら、星も生命も生まれなかった。「弱い」「消せる」「どんなものにも等しく働く」など不思議な性質があり、まだその働きが解明されていない重力。重力の謎は、宇宙そのものの謎と深くつながっている。いま重力研究は、ニュートン、アインシュタインに続き、第三の黄金期を迎えている。時間と空間が伸び縮みする相対論の世界から、ホーキングを経て、宇宙は10次元だと考える超弦理論へ。重力をめぐる冒険の物語。
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