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人は、誰もが「多重人格」~誰も語らなかった「才能開花の技法」~ (光文社新書)

人は、誰もが「多重人格」~誰も語らなかった「才能開花の技法」~ (光文社新書)

田坂 広志

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この本について

仕事で求められる振る舞いと、本来の自分との間にギャップを感じることってありますよね。やろうと思えばできるはずなのに、いざ場面が変わると同じ調子では動けない。自分の性格の限界なのかな…と諦めかける瞬間、けっこうあると思います。僕も長くそう思っていました。 この本が面白いのは、「今の人格を無理やり変える」のではなく、「別の人格を育てる」という視点をくれるところです。たとえば、映画の登場人物に自分を重ねながら観るだけでも、普段の自分では出てこない反応や判断が見えてくる。仕事で人格を切り替えられずに疲れていた頃、これが妙にしっくりきました。自分の中にまだ知らない選択肢が眠っているだけで、ちょっと楽になります。 そして、人格の切り替えって才能ではなく「基礎体力」なんだ、と語るくだりも救われました。メール一本でも相手に合わせて微調整していく地道な積み重ねが、精神のスタミナになる。向いていないと思っていた仕事の中から、隠れていた人格が引き出されることもある。これ、経験ある人にはかなり腑に落ちるはずです。 今の自分のまま進める道が見えず、でも何かを変えたいと思っている人。そんな「自分の可能性を静かに疑いたい人」に刺さる本だと思います。

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