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特捜部Q―檻の中の女― (ハヤカワ・ミステリ文庫)

特捜部Q―檻の中の女― (ハヤカワ・ミステリ文庫)

ユッシ・エーズラ・オールスン and 吉田奈保子

累計読者数4
平均ハイライト数 8.5件/人
推定読了時間 約11時間34分
star総合評価 55/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 71%

この本について

仕事でも日常でも、状況が見えないまま決断しなきゃいけない場面ってありますよね。手がかりが少なくて、何を信じていいのか分からない。望みを持つべきなのか、それとも現実を受け入れるべきなのか。その揺れに、私も何度も足を取られてきました。 『特捜部Q―檻の中の女―』を読んでいると、そうした“見えないものと向き合うときの体の重さ”が妙にリアルに刺さります。今回保存されている抜粋って、一見バラバラなんですが、登場人物同士の緊張したやりとりや、言葉の途切れ方から「この先に何が来るか分からない」空気を読み取っていたのかなと思います。物語の中心には、痕跡がほとんど残らない失踪事件があって、主人公たちは断片的な情報だけを頼りに進むしかない。その不確かさに向き合う姿勢が、自分の迷いにも少し重ねられるんです。 この作品が効くのは、単にミステリとして面白いからではなく、状況が混沌としていても少しずつ手を伸ばしていく登場人物の姿に視点を揺さぶられるところ。諦めるかどうかを「気持ち」ではなく「行動」の積み重ねで決めていく感じが、現実でもそのまま使えるなと思いました。派手な逆転劇より、静かな粘りのほうが強いこともあるんだと教えてくれる物語です。 こんな人に刺さると思います。手がかりの少ない日々の中で、それでも前に進む理由を探している人。

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出版社による紹介

捜査への情熱をすっかり失っていたコペンハーゲン警察のはみ出し刑事カール・マークは新設部署の統率を命じられた。とはいってもオフィスは窓もない地下室、部下はシリア系の変人アサドの一人だけだったが。未解決の重大事件を専門に扱う「特捜部Q」は、こうして誕生した。まずは自殺と片付けられていた女性議員失踪事件の再調査に着手したが、次々と驚きの新事実が明らかに!デンマーク発の警察小説シリーズ第一弾。
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