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幼年期の終り

幼年期の終り

アーサー C クラーク and 福島 正実

累計読者数15
平均ハイライト数 10.6件/人
star総合評価 55/100
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この本について

仕事でも日常でも、自分の視点がどれだけ通用するのか分からなくなる瞬間ってありますよね。自分の判断なんて小さすぎるんじゃないか、とか、そもそも人間って何ができるんだろう、とか。抜粋されていた「人類がアメーバに対して持つに等しい関係」という感覚に、そんな行き場のないモヤモヤが反応しているのを感じました。 『幼年期の終り』は、スケールは思い切り大きいのに、読んでいると妙に個人的な感情に触れてきます。宇宙が人類のための場所ではない、と突きつけられる一方で、「じゃあ自分は何を選び、どう振る舞うか」という足元の問いがくっきりしてくる。ニュー・アテネの話にあったように、育てたいものが本当に育つかは分からないけれど、環境だけは整えられるという視点も、現実の仕事や創作にそのまま落とせる感覚があります。 そして、天才は待つしかないけれど、有能さはつくれるという一文が象徴しているように、この物語は人間を突き放すようでいて、最後まで「人間という生き物の可能性」に静かに期待している。読み終えると、世界の大きさに圧倒されつつも、自分の小さな行動の意味を前より素直に受け入れられる気がします。 視野の限界に息苦しさを感じている人に、じわっと効く一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ある日突然に宇宙から巨大な船団がやってきた。すべての国の大都市の上空を覆うかのように、その光り輝く宇宙船の群はじっと浮かんでいた。六日目のこと、船団を率いる宇宙人のカレルレン総督は強力な電波を通じて、非のうちどころのない英語で、人類に対し、第一声を発した。その演説にみなぎる、深い叡知と驚くべき知性...。地球人は知った。「人類はもはや孤独ではない」ことを。イギリスが生んだ、SFの巨匠アーサー・C・クラークによる本書は、20世紀を代表するSFの傑作です。上帝(オーバーロード)という超生物種族は、どうして地球に来訪したのか?そしてなぜ、ついに人類の前に意外な姿を現したのか?思いもよらぬエンディングで、地球と人類の未来を描きだし、私たちを驚愕させる、スリリングなSF巨編。
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