
この本について
職場でも学校でも、場の空気を壊さないように言葉を選びすぎて、本当に言いたいことが言えないまま終わる瞬間ってありますよね。自分でも「これって正しいのかな」と後からモヤモヤするのに、その場ではなぜか黙ってしまう。相手を傷つけたくないとか、面倒ごとを避けたいとか、理由はいろいろあるけれど、その結果として自分の感覚まで曖昧になっていく感じがあると思うんです。 『〈対話〉のない社会』は、そのモヤモヤにかなり真正面から切り込んできます。空気を読んで対立を避ける文化がどう人を黙らせ、責任を手放させるのかを、けっこう容赦なく描いています。読んでいて少し痛いところもあるのですが、だからこそ「ああ、自分が黙ってしまう理由ってここにあるのか」と位置づけが見えてきます。弱い立場の声をまず受け止めるという姿勢や、「わかろう」とする二重の視点を持つことなど、具体的な行動としてイメージできるのも助かりました。 僕自身、この本をきっかけに、場が気まずくなっても自分の感じた違和感を言葉にしてみようと思える場面が増えました。相手と対立するのではなく、対立そのものを怖がらないという意識の持ち方は、思った以上に日々の会話をラクにしてくれます。 空気に流されて「本当のところ」を語れないまま大人になってしまった気がする人には、かなり刺さる本だと思います。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要




