
善人ほど悪い奴はいない ニーチェの人間学 (角川oneテーマ21)
中島 義道
KADOKAWA
累計読者数10
平均ハイライト数 4.6件/人
推定読了時間 約2時間36分
star総合評価 44/100
start序盤集中型
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この本について
最近、「自分の弱さをわかってほしい」と思う瞬間が増えたな…と感じる人、けっこういるんじゃないでしょうか。仕事で理不尽をくらったり、何かとうまくいかないとき、つい“わかってくれそうな安全地帯”に逃げ込みたくなる。僕もそうで、でもそのたびにどこかモヤモヤが残るんですよね。 この本は、そのモヤモヤにいきなり処方箋を出してくるというより、「そもそも自分は何に怯えているのか」を直視させてくるところが効きます。たとえば、安心を守るために他の価値を全部捨ててしまう心のクセとか、同情に頼りたくなるときほど自分を深く見ていないこととか、思い当たる人は多いはずです。読んでいると、弱さを責めるというより、弱さに居座ることで何が鈍っていくのかが静かに浮き上がってくる感じがあります。 僕自身、この本をきっかけに「強くならなきゃ」という抽象的な話ではなく、せめて“自分の決断を他人や環境のせいにしない”ところからやり直してみようと思いました。たったそれだけでも、逃げ腰のまま固まっていた部分が少し動き始めるんですよね。 自分の弱さに居心地のよさを感じつつ、どこかで違和感を抱えている人に刺さると思います。
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出版社による紹介
ニーチェの「善人批判論」をテキストに、現代社会にはびこる「善人」たちの暴力性を暴く。自らの弱さを武器に、権利を過度に要求し、偽善、欺瞞、嘘をまきちらし、それに気づかない人々。ニーチェの本質が明らかに。
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