
傷口から人生。 メンヘラが就活して失敗したら生きるのが面白くなった (幻冬舎文庫)
小野美由紀
累計読者数22
平均ハイライト数 9.7件/人
推定読了時間 約4時間46分
star総合評価 56/100
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この本について
学校でも職場でも、人に合わせているつもりなのに「なんか全部ちぐはぐだな」と感じる日ってありますよね。自分の世界に閉じこもりたくなる一方で、他人のまなざしに振り回される怖さもあって、どっちに向かえばいいのか分からなくなる。私自身も、そういう時期が長かったです。 『傷口から人生。』は、そのモヤモヤを都合よくまとめてくれる本ではありません。でも、著者が自分の弱さや痛みをごまかさずに辿っていく過程が、読み手の視点をじわっと動かしてくれます。たとえば、「特別であろうとする気持ちの裏にある恐怖」に触れてくれることで、なぜ自分が他人を測ってしまうのか、そしてそのたびにしんどくなるのかが腑に落ちていく感覚がありました。また、「他者のまなざしにぶつかって繭を脱ぐしかない瞬間」の描写は、自分の世界だけを信じすぎて苦しくなっている時に、外側を見るための小さな取っかかりになります。そして、著者が最後に向き合う“本当の望みから逃げていた自分”の話は、身に覚えがありすぎて、ちょっと読むのがつらいほどでした。 うまくいかなさの理由を、社会でも環境でもなく、「自分へのウソ」にまで引き寄せて考えたい人には特に刺さると思います。強くなろうとしすぎて疲れた時、自分が何に怯えているのか言葉にできない時、この本は少しだけ呼吸を整えてくれます。
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出版社による紹介
過剰に教育的な母に抑圧され、中3で自傷&不登校。大学に馴染めず仮面浪人。でも他人から見てイケてる自分でいたくて、留学、TOEIC950点、インターン等々。無敵の履歴をひっさげ大企業の面接に臨んだ。なのにパニック障害に!就活を断念し、なぜかスペイン巡礼の旅へ。つまずきまくり女子は、再生できるのか?衝撃と希望の人生格闘記。
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