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神戸ルール ルールシリーズ (中経出版)

神戸ルール ルールシリーズ (中経出版)

都会生活研究プロジェクト[神戸チーム]

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この本について

知らない土地のことって、ニュースや観光ガイドを読んでも、どうしても「表面だけ触った感じ」で終わってしまうことが多いですよね。特に、神戸みたいに山と海に挟まれた独特の街は、住んでいる人の“空気感”がわからないままだと、距離が縮まらないままになることがあります。実際、僕自身も神戸の人はおっとりしてるのか、カッコつけなのか、どこまでが神戸なのか、よくわからないまま過ごしてきました。 この本が面白いのは、その「神戸の空気」を、観光名所でも歴史でもなく、日常の細部から教えてくれるところです。たとえば、老舗の中華屋が路地裏にひっそり並んでいる感じとか、夜景を見るスポットが観光客向けだけじゃなく、仕事帰りにふと見上げる山の電飾まで含まれているところとか、そういう“地元の目線”がちゃんと書かれている。読んでいるうちに、「神戸人が街に感じている誇りって、こういうところなんだ」と腑に落ちてきます。 それに、コープさんが生活の軸にあるとか、ファミリアのバッグが自然に登場するとか、地縁が薄いのに妙な一体感があるとか、神戸特有の“ゆるい共同体”みたいなものが見えてくるのもおもしろいところです。観光よりも、その土地の人の価値観や気質に興味がある人には静かに効いてくる本だと思います。 神戸に住む予定がある人はもちろんですが、「土地の雰囲気を理解して人間関係の距離感をつかみたい人」には刺さる一冊でした。

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