
金沢を歩く (岩波新書)
山出 保
岩波書店 / 2014-07-18
累計読者数4
平均ハイライト数 36.5件/人
推定読了時間 約4時間16分
star総合評価 68/100
menu_book精読型
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この本について
旅先で町を歩いていても、その土地の背景まではなかなか掴めず、「惹かれる理由はあるのに、言語化できないまま終わる」ということがよくあります。金沢のように文化の層が厚い場所だと、なおさら表面だけをなでて帰ってきてしまうことが多いんですよね。 この本は、観光ガイドというより、まちの奥にある“なぜそうなったのか”を静かに教えてくれる一冊でした。たとえば、茶屋街がただ古い建物の並ぶエリアではなく、芸の継承や職人の生き方まで含めた文化として息づいていること。あるいは、旧町名の復活がノスタルジーではなく、「自分たちの土地を誇りに思うための再起動」だったという視点。さらに、御細工所から現代の工芸工房までつながる職人文化の系譜など、町並みの背後にある人の営みが立ち上がってきます。地図や歴史ではなく、「誰がどんな思いでこの町を育ててきたのか」を知ると、たった一度の散策でも見える景色が変わります。 金沢が好きな人だけでなく、「旅先で土地との距離をもっと縮めたい」と感じている人にしっくりくる本だと思います。自分の足で歩きながら、その場所と少しだけ親しくなれるきっかけをくれる一冊です。
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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出版社による紹介
泉鏡花、鈴木大拙、西田幾多郎など日本を代表する文豪や思想家、金箔や加賀友禅、和菓子など代々受け継がれてきた職人技術、そして金沢21世紀美術館など新たな文化の発信地...。金沢で生まれ育ち、まちづくりに長年携わってきた著者が、金沢のまち、歴史、文化を歩きながら、その奥深い魅力を余すところなく伝える。
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