
日本プロ野球改造論 日本プロ野球は、日本産業の縮図である! (ディスカヴァー携書)
並木裕太
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この本について
仕事でもチームでも、「部分最適ばかりで全体が良くならないよな…」と感じることがよくあります。担当の成果は出ているのに、組織としては頭打ち。自分の動きがどこにつながっているのかも見えづらい。そんな空気に疲れていた時に、この本を読んで少し視界が晴れました。 印象的だったのは、メジャーが“自分の首を絞めるように見える決断”をあえて選び、長い目で野球そのものの価値を上げていくスタンスでした。個々の球団ではなく、リーグとしての露出を増やす。放映権やネット配信を一括で管理し、得た利益を再投資して循環をつくる。こういう仕組みがあると、全体が伸びていく理由も腑に落ちます。 一方、NPBは「事情が違う」として変化を先送りしがちで、そこに日本企業の構造の弱さが重なる……という指摘も、正直耳が痛いけれど現実的です。 スポーツの話に見えて、読み終わると自分の職場のこととして自然に置き換えられるのが、この本の面白いところでした。既得権益や部門最適に縛られて動きが鈍る現場で、どう全体の価値を上げていくか。そのヒントがいくつも転がっています。 組織の停滞感にモヤモヤしている人にこそ、静かに刺さる一冊だと思います。
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