
財務3表一体分析法 「経営」がわかる決算書の読み方 (朝日新書)
國貞 克則
朝日新聞出版 / 200905
累計読者数11
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この本について
決算書を開いてみても、「結局この会社はうまく回っているのか?」「PLだけ見ても現金の動きがつかめない…」みたいなモヤモヤってありませんか。僕も最初は、数字を追っているはずなのに全体像がつかめず、どこを見れば“経営の意思”がにじむのか分からずに挫折していました。 この本がよかったのは、ROEやレバレッジ比率といった指標を“単独の数字”として扱わず、会社のお金の流れを一つのプロセスとしてつなげてくれたところです。例えば、売上が伸びているのに現金が増えていない理由や、総資本回転率が低くなる業種の特徴など、単なる良し悪しではなく「背景にどんな判断があったか」という読み方に引き上げてくれる感覚があります。PLだけでは追えない現金の動きも、CSやBSを合わせるとどう見えてくるかが腹落ちしやすい構成になっていて、財務分析がようやく立体的になりました。 さらに、セグメント情報の扱い方や、同業他社・過去分との期間比較の重要性など、実務で迷いがちなポイントにも丁寧に触れています。結局、財務分析って“その数字を作った経営者の意図をたどる作業なんだな”と実感できたのが大きかったです。 会社の数字を「点ではなく流れで理解したい人」には特に刺さると思います。数字が読めるようになるというより、会社がどう呼吸しているかを感じ取れるようになる一冊でした。
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