
ストーリーでわかる財務3表超入門
國貞 克則
ダイヤモンド社 / 2011-02-17
この本について
経理じゃないのに、PLやBSを見る場面だけ増えてきて「結局どこを見ればいいんだ…」と手が止まることってありませんか。数字は追っているつもりなのに、現金の動きと利益の関係がごちゃっとして、自分の理解が合っているのか自信がなくなる。僕もずっとその感覚が抜けませんでした。 この本が助かったのは、専門知識の詰め込みではなく、「会社ってまず何で成り立っているのか」という土台から順に積み上げてくれるところでした。現金ベースの収支計算書と、利益を測るPLは役割がまったく違うこと。BSは“貸借対照表”なんて堅いものじゃなく、単なる“財産残高の一覧”として見ればいいこと。こうした基本の整理だけで、数字を見るときの混乱がかなり減りました。会社は結局「お金を集める」「投資する」「利益をあげる」の3つの活動で回っているんだ、と腑に落ちると、取引ひとつひとつの意味がつかめていきます。 読者の抜粋にも多かった「会社は株主のお金を預かって運用している存在」という視点も、僕にとってはかなり現実的な重みがありました。配当や議決権の話までさらっと触れられていて、経営の裏側を遠い世界として見ずに済むようになる。自分が会社のどの部分を担い、どこが見えていなかったのかに気づくきっかけにもなりました。 数字に苦手意識があるけれど「会社の仕組みそのものは理解しておきたい」という人に静かに刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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