
講演録 やりたいことの見つけ方
只石昌幸
この本について
やりたいことを探したいのに、調べれば調べるほどわからなくなるときってありますよね。誰かの正解を追いかけている自覚もあるのに、自分の声がどこにあるのか掴めないまま毎日が進んでいく。僕も同じで、外に答えを求めては空振りして…をずっと繰り返していました。 この本が刺さるのは、「中にあるはずの答えをどう掘り起こすか」を真正面から語っているところです。やりたいことはロジックよりも感情のほうが先に動く、という話があって、まず自分の“ちょっとした嬉しさ”や“違和感”を拾い上げるところから始めようと言ってくれる。しかもそれを精神論で押し切るんじゃなく、「売りたくないものは売らない」「怖さをどう扱うか自分に聞く」といった、日常で試せる小さな行動に落とし込んでくれるんです。読んでいると、自分の心にもう一度主導権を返す感覚が戻ってきます。 そしてもう一つ、この本は著者自身の生の語りが強くて、妙に整った“自己分析のテンプレ”ではなく、揺れながら進む人間の話として響きます。依存が始まると自分らしさが崩れる、だからまずは自分にイエスかノーか聞く。それを徹底している人の言葉だから、こちらの迷いごと全部ごと受け止めてくれる感じがあるんですよね。 こんな人に刺さると思います。外の正解を探すのに疲れた人、自分の感情を信じるやり方をもう一回取り戻したい人。僕自身、読み終わったあと「今日この瞬間からしか変われない」という言葉がじわっと残りました。自分のペースで動き出したいときにそっと効く一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
読書の順序
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