
∞アイデアのつくり方
株式会社バンダイ高橋晋平
イースト・プレス / 2012-09-27
この本について
アイデアを出さなきゃいけないのに、机に向かうと急に何も浮かばなくなる時ってありませんか。自分の引き出しの浅さに気づいて落ち込むというか、「結局いつもの考え方から抜け出せてないな」と感じてしまうあの感覚です。僕も仕事の企画づくりで同じ壁にぶつかり続けていて、量を出そうとしても同じ輪の中をぐるぐる回っているだけだな…と思っていました。 『∞アイデアのつくり方』が面白いのは、アイデアを“ひらめき”の問題ではなく、“散らかし方の技術”として扱っているところです。読者の方が保存していた抜粋にもありましたが、「しりとり」や「よみとり」を使って、まずは強制的に自分の思考を脱線させる。それをExcelで淡々と拾い上げ、100個の中から5個に、5個から1個に…と狭めていく。この“散らかす→選ぶ→また散らかす”の工程があるだけで、自分では辿り着けなかったところに自然と連れていかれる感じがあります。特に「テーマは具体的にするけど、最初のアイデアは適当でいい」という割り切りは、肩の力が抜けてかなり助けられました。 もう一つ、この本が実用的だと感じたのは、アイデアの良し悪しを「半歩先」という距離感で説明しているところです。奇抜すぎず、でも日常の延長でもない、その程よいズレに気づけると選ぶ基準が一気にクリアになる。さらに、日々のインプットの扱い方や、他人と相談する段階のリアルさも含めて、「現場でどうするか」まで丁寧に書かれているのがありがたかったです。 普段「新しいことを考えなきゃ」とプレッシャーを抱えている人や、ひらめき待ちの自分に嫌気がさしている人には、特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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