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空海「般若心経秘鍵」 ビギナーズ 日本の思想 (角川ソフィア文庫)

空海「般若心経秘鍵」 ビギナーズ 日本の思想 (角川ソフィア文庫)

空海、加藤 精一

累計読者数6
平均ハイライト数 7.8件/人
推定読了時間 約3時間10分
star総合評価 49/100
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この本について

仕事でも人間関係でも、「正しさは分かっているのに、どう動けばいいか分からない」ときってあります。相手によって受け取られ方が違ったり、言うべきか黙るべきか迷ったり、自分の気持ちすらつかみきれなかったり。頭では割り切れないのに、心は揺れ続ける。そんなときに、この『空海「般若心経秘鍵」』は妙にしずかに効いてきました。 空海が語るのは、「真理はこうだ」と押しつける話ではなく、相手や状況をよく見ること、自分の心の在り方を点検すること、そのうえで選ぶ行動が変わっていくという視点です。たとえば、同じ風でも受け取る側で意味が変わるように、自分の言動も相手の状態によって届き方が変わるという指摘。あるいは、正しいことでも時と相手を見ないと逆効果になるという空海の助言。さらに、迷うのも悟るのも自分であり、深さに気づけるかどうかは“眼力”による、という現実的な姿勢。このあたりが、保存された抜粋と強く重なっている気がします。 大げさな救いではありませんが、日々の迷い方が少し変わります。相手の機根を見る、体調や状況に合わせて手を緩める、自分の心の広さを育てる。そんな地に足のついた仏教観が、この一冊の中にあります。自分の正しさと現実との折り合いに悩んでいる人には、とくに静かに刺さる本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

宗派や時代を超えて愛誦される「般若心経」には、仏教のあらゆる教えが含まれている―。人々の幸せを願い続けた空海が最晩年に「般若心経」の本質を“こころ”で読み解き、後世の人々への希望として記した『般若心経秘鍵』。空海思想の集大成であるその名著を、原文とやさしい口語訳、分かりやすい解説で読む。中核となる主張をまとめた名言や人情味あふれる逸話集なども併載。壮大な空海の思想を現代に甦らせた決定版。
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