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天使と悪魔(中) (角川文庫)

天使と悪魔(中) (角川文庫)

ダン・ブラウン、越前 敏弥

KADOKAWA

累計読者数3
平均ハイライト数 3.3件/人
推定読了時間 約3時間37分
star総合評価 31/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 14%

この本について

仕事でも日常でも、目の前の扉がなんとなく「鍵がかかっている」感じが続くと、何を拠りどころに動けばいいのか分からなくなることがあります。単に忙しいだけじゃなく、世界の仕組みや人の思惑が複雑に絡んでいて、自分がどこに立っているのか曖昧になるあの感じです。 『天使と悪魔(中)』を読んでいると、その閉塞感を少し外側から見られるようになります。読者が保存していた「投票一回。教皇は決定せず。」のような場面には、権威の裏で人が必死に判断し続ける揺らぎが描かれていて、世界の大きな決断も案外こんな不安定さの中で進むのだと気づかされます。さらに、「ソル・インウィクトゥス」や「プラナヤマ」のようにまったく異なる文化や象徴が唐突に並ぶ場面では、自分が当然だと思っている前提がいかに小さな世界の話だったかが浮き彫りになります。こういう視点の揺らぎが、行き詰まったときの呼吸を一つ深くしてくれる感じがあるんです。 鍵のかかった教会の扉、壁龕に隠された意味、歴史と科学が交差する瞬間。派手な謎解きの裏で描かれるのは、混沌をどう読み解くかという、人間のごく地味な営みです。大げさに人生が変わるとかではなく、単に「自分の見えている世界は一枚の地図にすぎない」と思えるだけで、次の一歩の力の入り方が少し変わります。 日々の情報に振り回されて、全体像を見失いがちな人に静かに刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

折しもヴァチカンは新ローマ教皇選挙会の当日。だが、次期教皇候補四人が揃って失踪していた。そこへイルミナティを名乗る人物から電話がかかる。かつて科学者を迫害した教会への復讐のため、教皇候補を一時間に一人ずつ殺していくというのだ。殺人はどこで行われるのか。反物質の隠し場所は。その鍵が17世紀に書かれた詩に隠されていることに気付いたラングドンは、知力と体力を尽くして、殺人ゲームに挑むが──。
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