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天使と悪魔 Special Illustrated Edition (角川書店単行本)

天使と悪魔 Special Illustrated Edition (角川書店単行本)

ダン・ブラウン、越前 敏弥

角川書店 / 2006-12

累計読者数3
平均ハイライト数 5.3件/人
推定読了時間 約14時間4分
star総合評価 46/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 56%

この本について

なんとなく「科学と宗教って、結局どこまでいっても分かり合えないのかな」と思うことがあります。日常の中ではわざわざ言語化しないけれど、心のどこかでモヤッと残るあの感じです。自分の中でも理屈で考えたい部分と、理由じゃ説明しきれない部分が同居していて、ときどき折り合いのつけ方が分からなくなるんですよね。 『天使と悪魔』はサスペンスとして有名ですが、抜粋を見ていると、読者が惹かれているのは派手な事件よりも「対立して見えるもの同士がどう折り合うか」というテーマのほうなんじゃないかと思います。セルンの科学者、ヴェトラ神父のような存在が象徴しているのは、どちらか一方を否定するんじゃなくて、両方を抱えたまま迷い続ける姿勢で、そこが妙に現実的です。枢機卿たちの名前が並ぶ緊張感の裏に、人が立場と信念のあいだで揺れる様子が透けて見えるのも、この物語の効きどころだと思います。 読みながら、自分の中にある「理解したい頭」と「理解できなくていいと思う心」のバランスをそっと見直す時間になるはずです。壮大な舞台設定のわりに、その揺れ方は私たちの日常に近い。だからこそ、派手な事件の裏側で語られる思考のぶつかり合いが、妙に自分ごとに感じられる瞬間が多い作品です。 理屈と直感の両方に振り回されがちな人に、とくに刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

図像学者ラングドンの元に世界最大の科学研究所セルンの所長から紋章についての問い合わせが入る。それは男の全裸死体に押された焼印で、すでに消滅した、ガリレオが創設したという伝説の秘密結社の紋章だった......。作中に登場する美術作品や建築物など150点を超えるカラー図録を収録したスペシャル・エディション!
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