
通販マーケティング 売れるチラシ入門
木村 真子
東洋経済新報社 / 2013-11-14
この本について
通販まわりの仕事をしていると、「広告費がどこまで許容なのか」「どこにお金をかけるべきなのか」がずっとふわっとしたままで、なんとなく不安だけが残ることが多いですよね。売り場がない分、お客さんの“ついで買い”にも期待できない。だからこそ広告や販促の一つひとつに意味を持たせたいのに、実際のところ何から整えるべきか分からないまま走り続けてしまうこともあります。 『通販マーケティング 売れるチラシ入門』は、その曖昧な部分をかなり現実的なラインまで落としてくれる本でした。読者の方が保存していた部分を見ても、刺さっているのは「広告費の重さ」と「商品力とクリエイティブの関係」、そして「アップセルの現場でどう話せばいいか」といった、運用のリアルに直結するところなんだと思います。例えば、売上の約30%が広告費になりがちな業界だからこそ、商品そのものの分かりやすさと価格設定のバランスをどう整えるかで勝負が決まること。さらに、チラシやLPの作り込みが“なんとなくのセンス”ではなく、数字に直結する工程だと腹落ちさせてくれます。 読んでいて特に助かったのは、電話でのアップセルの伝え方のように、実際の現場でそのまま使える粒度で書かれている点です。理論だけでなく、顧客との距離感や言い回しの微調整まで触れられているので、明日からの運用に置き換えやすい。通販特有の構造的な制約を前提に、どこで差がつくのかを冷静に整理してくれる一冊です。 通販の数字に振り回されがちな人、あるいは広告費の重さにずっとモヤモヤしている人には、特にしっくりくると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの43%が集中しています。
読書の順序
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