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マクロウィキノミクス フラット化、オープン化、ネットワーク化する社会をいかに生きるか

マクロウィキノミクス フラット化、オープン化、ネットワーク化する社会をいかに生きるか

ドン・タプスコット、アンソニー・D・ウィリアムズ

ディスカヴァー・トゥエンティワン / 201312

累計読者数4
平均ハイライト数 5件/人
star総合評価 32/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 13%

この本について

仕事でも日常でも、「もっとオープンにやった方がいいのは分かるけど、実際どこまで共有すべきなのか」がずっと自分の中で曖昧なままでした。特に、情報を抱え込むのが当たり前の業界にいると、透明性とか協働とか言われても、どこか理想論に見えてしまうんですよね。 この本が面白いのは、単に「オープンは善だ」と言わないところで、実際にそれを仕組みに落として回している事例が淡々と紹介されている点です。金融商品の査定プロセスを丸ごと公開して価値づけを分散させたり、車づくりを部品単位で開き、外からの参加者に利益も役割も渡してしまう会社が普通に存在する。科学の世界のように“過程ごと共有する”ことで、むしろビジネスチャンスが広がるという視点は、抜粋に保存したくなる気持ちがよく分かります。 読んでいて思ったのは、「オープンにすると奪われる」のではなく、「オープンにすると巻き込める」というごく現実的な構造があるということでした。国や企業の情報開示が進む背景も、単に透明化ブームではなく、複雑化した社会の中で“みんなで精査しないと回らない”領域が増えているだけなんですよね。だからこそ、昔の大胆な未来予測が外れたとしても、変化そのものは静かに後から効いてくる。 仕組みづくりの勘所を知りたい人よりも、「自分の仕事でどこまで開くべきか、その判断軸が欲しい人」に刺さる内容だと思います。

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