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ソーシャルメディア四半世紀:情報資本主義に飲み込まれる時間とコンテンツ (日本経済新聞出版)

ソーシャルメディア四半世紀:情報資本主義に飲み込まれる時間とコンテンツ (日本経済新聞出版)

佐々木裕一

日本経済新聞出版社 / 201806

累計読者数3
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star総合評価 64/100
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この本について

広告まわりの数字を追っていて、「この業界って、いつからこんな構造になったんだっけ…」と手が止まることがあります。インプレッション単価の変動に振り回されたり、SNSの仕様変更ひとつで集客が変わったり。目の前のKPIは追っているのに、土台そのものがつかめていない感じがずっと残るんですよね。 この本は、その“土台”の歴史を淡々と掘り起こしてくれます。例えば、2005 年前後の@cosmeやYahoo!の広告ビジネスの実態、mixi登場でバナー単価が崩れたこと、アフィリエイトがどんな空気の中で台頭してきたか。単なる思い出話ではなく、数字と構造で当時の空気が見えてくるので、「ああ、今の状況はこういう積み重ねの延長なんだ」と腑に落ちる瞬間が何度もありました。 特に刺さったのは、サービス運営者たちが“編集”と“信頼”をどう扱っていたかの記述です。ユーザー投稿が価値になるとはいえ、ただ集めるだけでは収益化につながらず、タグやプロフィール評価のような「整理する技術」や「信頼を組み込む仕組み」がどれだけ重要だったか。ここが意外と今も仕事で迷いやすいポイントで、読みながら自分のプロジェクトに置き換えて考え込んでしまいました。 SNSの歴史を知りたい人というより、「今のウェブの働き方にどこか釈然としない」「データと広告の関係がどうしてこうなったのかを一度整理したい」という人に静かに刺さる本だと思います。

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