
DSP/RTBオーディエンスターゲティング入門 (Next Publishing)
横山 隆治, 菅原 健一, and 楳田 良輝
インプレスR&D / 2015-02-06
この本について
ネット広告に関わっていると、「自分はこの仕組みをどこまで本当に理解できているんだろう…」みたいな不安がじわっと出てきませんか。DSPとかSSPとか言葉は知っているのに、実際の裏側の動きになると曖昧なまま意思決定してしまう、あの心もとない感じです。僕も長いことその状態でした。 この本を読んで印象的だったのは、抽象論ではなく、広告配信が“どんな順番で”“どんな人たちが”“どのデータを使って”回っているのかが、地に足のついた説明でつながっていくところです。例えば、なぜグーグルの巨大な掲載面がDSPの理想的なターゲティングを支えているのかとか、媒体側がタグを貼るだけで成立するアドネットワークの構造とか、普段なんとなく聞き流していた部分が現実の動きとして理解できるようになります。トレーディングデスクの役割も、単なる“入札担当”ではなく、広告主へ反応データを返す業務まで含めた実態が描かれていて、運用現場の温度がやっと掴めた気がしました。 特に、ユーザーデータの重要性やDMPの位置づけを知ると、日々の最適化で迷っていたポイントが整理されます。単に“成果が悪いから調整する”ではなく、どのレバーがどう効くのか、事前に共有すべき情報は何か、という視点が持てるようになるので、運用の納得感が変わります。 「広告の仕組みを曖昧なまま触っている気がして落ち着かない人」に刺さる一冊だと思います。僕自身、この本でようやく業界の基礎が一本につながりました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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