
顧客を知るためのデータマネジメントプラットフォーム DMP入門 (NextPublishing)
横山 隆治, 菅原 健一, and 草野 隆史
インプレスR&D / 2015-02-06
この本について
データ活用を任されていると、「分析って本当にビジネスに効くのか」とか「結局どこから手をつければいいのか」といったモヤモヤがついて回りますよね。データ量が増えるほど期待値だけが上がって、社内の理解や投資判断とのギャップに挟まれて動きが止まる…自分も何度もそこでつまずきました。 この本がありがたかったのは、夢のある話ではなく、企業の“現実”から出発しているところです。たとえば「データ分析はやってみるまで何が出るかわからない」という当たり前の前提を置いた上で、なぜ企業が投資判断に迷うのか、分析機能が社内に根づかないのかを丁寧にほどいてくれます。さらに、マーケ部門が主導する理由や、情報システム部に頼りきらず自分たちで手を動かす必要性など、実務で避けて通れないポイントにも具体的に触れているのが助かりました。単にDMPを称賛するのではなく、「正しいデータだけでいい」「価値密度の低いデータほど分析力が問われる」といった、腹に落ちる指針が多いのも特徴です。 広告やPVの最適化だけでなく、企業としてどこまで“対話的なコミュニケーション”に踏み込めるのか。データを使って何を改善し、どんな意思決定につなぐのか。このあたりが言語化できずに悩んでいる人には特に刺さると思います。データが広がりすぎて逆に迷っているとき、足場を作ってくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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