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ビッグデータvs.行動観察データ:どちらが顧客インサイトを得られるのか DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー論文

ビッグデータvs.行動観察データ:どちらが顧客インサイトを得られるのか DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー論文

安宅 和人 and DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部

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この本について

マーケの仕事をしていると、「結局どの数字を見ればいいんだろう」「ユーザーの気持ちってデータでどこまで追えるんだろう」と、判断の軸がゆらぐ瞬間がけっこうあります。僕も施策の効果測定をするときに、意識なのか行動なのか、自社だけ見ればいいのか市場全体を見るべきなのか、いつも手探りでした。 この本が助かったのは、ビッグデータと行動観察データを“どちらが正しいか”ではなく、“どの場面で何を使うといいのか”という重心で整理してくれているところです。たとえば、ユーザーの意識は聞かないとわからないし、行動の細かい変化はビッグデータがないとまず追えない。逆に、ニーズの文脈や理由は、行動観察じゃないと見えてこない。そんな当たり前のようでいて判断が揺れやすい線引きが、かなり現実的に描かれています。 特に、自分の現場に引き寄せて読めたのは、「最初は行動観察で仮説づくり→ビッグデータで検証→また観察に戻る」というサイクルの考え方でした。数字を眺めて答えを見つけようとする癖がある人ほど、この往復運動の重要さが腹落ちするはずです。 データの扱いにモヤモヤしている人、あるいは「本当のインサイトってどこから拾うのか」を見失いがちな人には、静かに刺さる本だと思います。

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