
ITナビゲーター2014年版
野村総合研究所 ICTメディア産業コンサルティング部
この本について
仕事でデータを扱っていて、「この数字を見ても、ただの集計で終わってしまうな…」とか、「APIとかM2Mって聞くけど、実際どこがポイントなのか曖昧なまま使っている気がする」というモヤモヤ、僕もずっとありました。技術の言葉だけ増えていくのに、現場での判断にどうつながるのかが見えにくいんですよね。 この本は、そこを少し視界よくしてくれました。例えば、同じデータでも見方を変えるだけで別の価値が生まれる、という当たり前だけど忘れがちな視点を、センサーやO2Oの事例を通して具体的に示してくれます。また、APIがなぜ重要かについて「データを持つ側と使える側が一致しない」という構造の話から解きほぐしてくれるので、単なる技術トレンドではなく、ビジネスとしての筋道がつかみやすい。さらに、ホンダの走行データ活用のように、既存の機器から生まれるデータがどう現実の改善につながるのかが描かれていて、自分の仕事にも置き換えやすいんです。 読みながら、「自分が扱っているデータも、組み合わせ方や渡し方次第で全然ちがう価値になるかもしれない」と考えるきっかけになりました。技術そのものを神格化せず、現場の判断に落とし込もうとしている人にこそ合う本だと思います。 特に、「データをどう生かせばいいか迷っている実務寄りの人」に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの79%が集中しています。
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