
最強の武器「統計学」 週刊ダイヤモンド 特集BOOKS
清水 量介, 鈴木 崇久, 深澤 献, 藤田 章夫, and 週刊ダイヤモンド編集部
この本について
仕事でデータを見るたびに、「これって本当に意味がある差なのか…?」と立ち止まること、けっこうありませんか。数字はあるのに判断がぶれるというか、勘と経験の声が邪魔してくるというか。自分もずっとそのモヤモヤを抱えたまま、資料づくりや企画会議で微妙な不安を抱えていました。 この本が面白いのは、「確実さ」を求めない視点をくれるところです。検定の考え方に触れると、物事を白黒で決めなくていい理由が腑に落ちるんですよね。「偶然そうなっただけかもしれない」を数値で扱えるだけで、判断の精度が変わるし、自分の主張に変な強がりがいらなくなります。また、平均ばかりを追うのではなく、中央値やクロス集計で関係性を見る発想に触れると、日頃のデータの読み方が一段クリアになります。個人的には、大規模アンケートの数字をなんとなく眺めていた頃には戻れないなと思いました。 さらに、データを使って意思決定に至るまでの流れが丁寧に語られていて、「数字を集めたその先」をどう考えるのかも見えてきます。データを掘り下げて、仮説をつくって、状況に応じて調整するという一連の作業は、実務の現場でもすぐに使える感覚に近いです。スマホだけでなく、あらゆるモノを情報端末として捉えるという発想も、今のビジネスでは避けて通れないところだなと感じました。 数字を見るたびに不安が残る人、勘かデータかで揺れ続けている人には特に刺さると思います。自分と同じように「判断のよりどころ」を探しているなら、一度触れてみる価値はあります。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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