
誰にでもわかるサッカー説明書 ~スペインサッカーを日本語に具現化~ 【戦術編】 上巻 誰にでもわかるサッカー説明書【戦術編】
森亮太、坪井健太郎
この本について
サッカーを見ていて「なんで今そこにパス出すんだろう?」とか、自分がプレーする時でも「判断が遅れた気がするけど原因が言語化できない…」みたいなモヤモヤってありますよね。感覚だけで理解しようとしてもうまくまとまらず、かといって専門書を読むと急に抽象度が上がってついていけない、というあの感じです。僕もずっとそこでもがいていました。 この本が面白いのは、戦術を「状況を解決する行為」としてとにかくシンプルに扱っているところです。プレーのミスを「技術不足」ではなく「どの状況をどう解決しようとして失敗したのか」と捉え直すだけで、見え方がだいぶ変わります。それに、著者が強調している“戦術メモリー”の考え方は、経験の積み方そのものを見直すきっかけになります。ただ試合に出るだけじゃ増えなくて、「今の場面はなぜ起きたのか」を自分の中にストックする。そうやって引き出しが増えると、プレー中の焦りが少しずつ減っていくんですよね。 もうひとつ、この本が助けてくれるのは「指導者や上手い選手が何を見ているか」の理解です。PADという視点で、うまくいった理由・いかなかった理由をその場で問いかけて明確にしていく。ハーフタイムまで待っても選手は覚えてない、という現場感ある指摘も含めて、秩序をどう現場に入れていくのかがすごくリアルです。 プレーを“なんとなく”から抜け出したい人、もしくはチームに説明するときの言葉が足りないと感じている人に特に刺さると思います。サッカーを知るというより、サッカーの見方が変わる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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