
4-2-3-1~サッカーを戦術から理解する~ (光文社新書)
杉山 茂樹
光文社 / 2008-03
この本について
サッカーを見ていて、「なんでこの監督はこういう並びにしたんだろう」とか、「同じ選手でもチームによって全然違う動きを求められている気がする」といったモヤモヤを抱えたまま観戦を続けている方、多いと思います。自分も長くその沼にいました。なんとなく分かった気になるけど、具体的に何が違うのかまでは言語化できないんですよね。 この本は、そんな曖昧さをほどくヒントをくれました。特に刺さるのは、監督が「オリジナリティを発揮することが前提の職業」という視点です。つまり、十一人が同じ広さのピッチで戦っていても、監督の好みや思想によって布陣の意味がまるで変わる。その「十数通りの布陣」をどう読み解くかが、試合の見え方を一段深くしてくれます。また、105m×68mという決まった空間をどう切り取り、どこに優位を作りにいくのかを考えると、選手の配置が「なんとなく」ではなく、「その場所でなければいけない理由」として理解できるようになります。 戦術書というより、サッカーの見方が少し変わる読書体験に近いです。特に、戦術を難しく捉えず、「試合をもっと面白く見たいだけ」という人にはしっくりくるはず。自分もこの本を読んだあと、普段の観戦で、監督の意図をちょっとだけ追えるようになりました。そんな小さな変化を求めている人にこそ届く一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの50%が集中しています。
読書の順序
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