
アマゾン銀行が誕生する日 2025年の次世代金融シナリオ
田中 道昭
日経BP / 2019-04-19
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推定読了時間 約5時間37分
star総合評価 41/100
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この本について
金融まわりのニュースを追っていると、「結局どこが本質なんだろう…」と迷うことが多いですよね。スマホ決済も新サービスも次々出てきて、便利そうに見える一方で、自分の生活や仕事にどうつながるのかが見えにくい。僕もずっとその感覚が抜けませんでした。 この本がありがたかったのは、アマゾンやテンセントの動きを“脅威”としてではなく、顧客との距離の詰め方や体験の作り方として読み解いてくれるところです。特に、ベゾスが言う「顧客をその人自身の宇宙の中心に置く」という考え方は、金融に限らずどんなサービスにもそのまま応用できる視点でした。また、中国で顔認証決済が当たり前になっている背景や、日常の接点を押さえた者が次世代金融を握るという話も、単なる未来予測ではなく、自分が関わるプロダクトや仕事の“設計の仕方”を考える手がかりになります。 そして意外と刺さったのが、社員側の体験まで含めて組織をデザインしないと、顧客にとって自然なサービスは作れない、という指摘。金融の話を読んでいるはずなのに、日々の働き方の見直しにまでつながっていきました。 「テクノロジーの流れが速すぎて、どこを基準に考えればいいのかわからない」という人には特にしっくり来ると思います。自分の中の“判断軸”を整えたいときに効く一冊でした。
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出版社による紹介
ジェフ・ベゾスが銀行を作るとしたら、何をするだろうか? 次世代金融産業をめぐる戦いの構図と状況を明快に論じた待望の一冊! テクノロジー企業vs既存金融機関の戦いを徹底分析! 三大金融ディスラプター(アマゾン、アリババ、テンセント)は何を目論む? 「世界一のデジタルバンク」と称賛されるシンガポールDBS銀行は何がすごい? 逆襲する米国金融機関ゴールドマン・サックスとJPモルガンはどんな選択をした? 日本型金融ディスラプターとメガバンクとの対決の行方はどうなる? 本書は、次のような重要な問題意識に基づいて、新しい金融のあり方を問います。 1.金融はもはや「Duplicate」(擬似的に創造)できる 2.金融ディスラプター企業が金融を垂直統合してくる(既存金融機関よりも本来の「金融」機能を実現している) 3.金融にも「当たり前」のことが求められてくる 「私は、物事の本質を考える際には、すでに使われている定義を見るのと同時に、大局的に宇宙からその物事が使われている様子を鳥瞰するようなつもりで、超長期かつ地球規模のスケール感で思考するようにしています。(中略)ここで重要なのは、先の項でも述べてきたように、人々の価値観が大きく変化しているなかで、「何が実際にお金として通用するのか」「どのような価値までお金に表象させるべきなのか」が潜在的に問い直されているということなのです」(最終章より)
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