
フィンテック (日本経済新聞出版)
柏木亮二
日経BP / 2017-12-22
この本について
金融まわりって、気づいたら置いていかれているような感覚がありませんか。銀行の仕組みも、スマホ決済も、なんとなく使ってはいるけど「全体として何が起きてるのか」はよくわからないまま。でも仕事でちょっとした判断をするときに、その背景を知らないのがじわっと不安になることがあります。僕もまさにそこでもやもやしていました。 この本は、表面的な「フィンテックって便利だよね」ではなく、テクノロジーによって金融がどんなふうに分解され、組み替えられ、変わっていったのかを地に足つけて説明してくれます。APIが3万種を超えて公開されていた時代背景や、ミレニアル世代の銀行離れ、レグテックのように規制対応そのものが新しいビジネスになることなど、普段のニュースだけではつながらない点が線になる感覚があります。特に、金融機能のアンバンドリングがどんな現場の変化を生んだのかが具体的で、サービスを見る目が少し変わりました。 個人的には、金融包摂の話が刺さりました。フィンテックを「便利なアプリの話」で終わらせず、世界中の人が必要な金融サービスにアクセスできるようになるという視点で読むと、自分の仕事の意味づけも少し変わる気がします。新しい仕組みが登場すると高齢者や弱者が取り残されがちですが、そこにも光を当ててくれるのがありがたいです。 金融のニュースを読むたびに「実はよくわかってない」と感じてしまう人に向いています。僕と同じように、仕事の判断に少しでも根拠を持ちたい人にはちょうどいい一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの35%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要



![現代の金融入門 [新版] (ちくま新書)](https://m.media-amazon.com/images/I/71n20fWXqqL._SY500.jpg)
