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外資系金融の終わり

外資系金融の終わり

藤沢 数希

ダイヤモンド社 / 2012-09-13

累計読者数10
平均ハイライト数 17.4件/人
推定読了時間 約3時間59分
star総合評価 60/100
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この本について

仕事でもニュースでも、金融の話だけ妙に理解しきれないまま「なんとなく怖い」「みんな分かっている前提で話してくるのがつらい」というモヤモヤってありませんか。自分もずっとそうで、用語だけ聞いても実体がつかめず、結局どこが問題で何がリスクなのか曖昧なままでした。 『外資系金融の終わり』は、その霧をかなり具体的に晴らしてくれた本でした。たとえば、金融機関がなぜ“ビジネスの損失”ではなく“信用の消失”で一気に倒れるのか、あるいは証券会社と銀行の違いがどこにあるのか、といった基本のようで誰も説明してくれない部分が、実際の現場の空気と一緒に描かれています。読みながら、「ああ、だからシャドーバンキングが問題になるのか」「なぜ外資系がヘッドカウントを極限まで削るのか」と、点で覚えていた言葉が線になっていく感覚がありました。 また、この本の効きどころは、金融の仕組みを知ることで“怖さの正体”が見える点です。バイサイドとセルサイドの関係や、プロップ・トレーダーがどうして自己勘定取引にのめり込むのかを理解すると、ニュースで流れる「市場が不安定」という言葉の背景がすっと腑に落ちます。何かを予測するためというより、世界の動きの見え方が静かに変わる感じです。 特に、数字や肩書だけが一人歩きする世界に違和感を持ちながら、それでも理解を深めたい人には向いています。金融に詳しくないまま社会を歩くのが心細い人にこそ、ちょうどいい距離感で届く本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

世界同時金融危機からユーロ危機に至る最近のマクロ経済の重要なトピックの解説を縦糸に、そして激変する金融業界の赤裸々な内幕――人事制度、報酬やリストラ、そこで働く人の人となりやキャリアなど――を横糸にして、これからの金融の行方を解説。身も蓋もなく、苦笑せずにはいられない人気ブロガーの筆致が冴えわたる。
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